先日、ある曲の暗譜が終わったのですがなんと!3ヶ月以上もかかってしまいました……。毎日練習して、です。

こんなんじゃいつまでたっても曲数が増えない。なんとかせねばと、効率よく暗譜をするにはなにが大切かを考えてみました。

 

細部から入るのか、大まかに捉えるのか。

暗譜をしていて1番困るのが、細かく見ていくのと、大まかに見ていくののどちらがいいかということ。

初めから順を追って、弾けるようになるまでは次のフレーズに進まないのか、それとも何度も曲全体を繰り返していくことで覚えるのか。

いつもどっちつかずになってしまい練習が進みません……。

 

ということで今回は暗譜の仕方を

  • 細かく分ける
  • 大まかに捉える

に分けて考えていきます。

細かく分けると短い分覚えるのが楽そうですね。反対に大まかに流れを理解できれば構成を覚えるのは早そうです。

どちらも一長一短あると思うのでまとめてみました。

oomakakomaka

 

長いと覚えづらいってほんと?

表を見ると、大まかに見ていくデメリットに「長いと覚え辛い」とあります。

が、これは本当にそうでしょうか。

小学校の国語の授業では教科書を暗記させられましたよね?確かにあれはキツかった……。

長い文章だと「ストーリー」は頭に入っても、細かい表現まで覚えるのは難しかったのを覚えています。『ごんぎつね』そらで言えますか?

でも、そんなわたしでも覚えられた長い文章があったんですよ。それが、金子みすず『わたしと小鳥と鈴と』です。

この文章、今読んでもあっと言う間に覚えられそうですね。

わたしと小鳥と鈴と

わたしが両手を広げても
お空はちっとも飛べないが

飛べる小鳥はわたしのように
地べたを早くは走れない

わたしが体をゆすっても
きれいな音は出ないけれど

あの鳴る鈴はわたしのように
たくさんな歌は知らないよ

鈴と小鳥と それからわたし
みんな違って みんないい

出典:わたしと小鳥とすずと―金子みすゞ童謡集

 

覚えやすい文章と覚えにくい文章。この2つの違いは「リズム」にあります。

『わたしと小鳥とすずと』では一貫して同じようなリズムが繰り返されているんですよね。「ストーリー」に「リズム」が合わさることで次の文が予想しやすく覚えやさにつながっています。

 

で、ここが重要なんですが、文章でも、音楽でも、似ているリズムがあるかどうかは全体を見ないとわからないんですよ!

1曲まるっと聴いたり読んでみないことには、次にくるであろうリズムの形が分かりません。全体を見ると細かい構造が浮かびあがってくるともいえます。

ポップスだとAメロBメロサビ、洋楽だとAメロサビ、クラブミュージックだとずっとAメロの繰り返し。こういった曲の構造(細かい部分)を理解するにはまず、1曲を通して聴くことが必用になります。

 

細かく見るのか全体を見るのかのどちらかではなく、この2つは連動しているんですね。

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「全体」を意識するためのリソウの暗譜の流れ。

大まかに見ることで細かい構造が浮かび上がってくる。この流れがわかったところでリソウの暗譜について考えてみます。

 

ところで、歌えないメロディーを演奏することって出来ますか?演奏する時わたしたちは知らず知らずのうちに頭のなかで音を鳴らしています。

たとえアドリブでも想像したメロディーを楽器を通して再現しているのではないでしょうか。

確かにベースやギターだとタブ譜の数字通りに指を動かせば音は鳴ります。

が、数字を覚えて指の動きを覚えるなんてかなり非効率。それに定着もしなさそう。使わなくなった電話番号ってすぐ忘れますよね?

 

なので、今回の暗譜の流れでは曲を歌えるかどうかを基準にして考えてみます。

まず、全く歌えない状態では曲の構造がまったく理解できません。似ているリズムを見つけるにはなんとなく歌えるようになる必要がありそうです。

そうやって、歌えるレベルと、どれくらい細かく構造が理解できるかを大まかにまとめてみたのが次の図です。

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こんなにスムーズにいくとは思えませんが、流れとしてはこんな感じになります。「暗譜したい曲をどのくらい歌えるのか」を意識するとその曲の理解度が見えてきます。

そしてどのくらい曲を理解できているのかが分かれば自ずとどんな練習をすればいいのかがわかってくるでしょう。

なんとなく歌えて曲の似ている箇所がわかるなら、次はその部分でどんなコードが使われているのかを調べていくと1曲をより細かく見ていくことができそうですね。

先程の図に練習でできることを合わせるとこうなります。

nagare

 

それぞれの段階でできること、いつになったら完成かがちょっと謎なとこなどまだまだ突き詰めていくべきことがありますが、この暗譜の流れをアタマに入れておけば、次自分がなにをすべきなのかが見えやすくなるでしょう。

 

結局、暗譜をするのに反復は必用です。しかし、ただがむしゃらに曲の頭から覚えようとするのではなく「流れ」を理解しながら暗譜していくことが大切。そうすると自分がどのくらい暗譜できるようになったのかがわかり、結果的に効率よく暗譜することができます。

 

効率よく暗譜をするコツまとめ。

  • 全体を見て曲の流れを理解すること
  • どれだけ理解しているかは「歌ってみる」とわかる

 

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