努力の方法
名言ってすごくかっこいいですよね。見ているだけで心に力が湧いてくる気がします。ちょっと調べたでけでも様々な名言が。

優秀な芸術家は模倣し、偉大な芸術家は盗む。

--パブロ・ピカソ--

先に演奏するぞ、曲名はあとで教える。

--マイルス・デイヴィス--

うーん、しびれます。わたしもいつか名言を残してみたいものです。しかし今回するのはそんな密かな野望の話ではありません。

名言。確かに心にささるし、とても惹きつけられます。でも、いざそれを行動に移そうとするとうまくいかないんですよ。そんなことありませんか?

問題は抽象的すぎるその内容にあると思います。ピカソが絵画の先生だったら名言は生まれません。誰でもわかるように説明するのは名言ではないからです。よくわからないから名言なのです。世の中には「迷言」ということばも出回っているようですが、まさに紙一重で名言は生まれるのでしょう。

しかし、わたしのような凡人には先生が必要。優しく噛み砕いて教えて欲しい。そういった考えからわたしは本を読むようにしています。

今回は「努力をすること」に対して説明をしてくれる先生を見つけました。

 

1日19時間半勉強する

まずは先生のプロフィールから

山口真由
弁護士。1983年、北海道生まれ。2002年、東京大学法学部に入学。在学中3年生時に司法試験合格。4年生時に国家公務員第1種試験合格。2006年に東京大学法学部を首席で卒業後、財務省に入省し、主に国際課税を含む租税政策に従事する。2009年9月、弁護士登録。現在は企業法務と刑事事件を扱う弁護士として働きながら、テレビ出演などでも活躍

とてつもなくエリートです。こんな人の話に理解が追いつくのでしょうか。しかし、著者である山口真由さんは天才ではなく努力家だとのこと。そしてそれを証明するのがこちら。

私はものすごく努力家と言われます。司法試験の口述試験の前の2週間の間、睡眠時間は3時間、食事の時間はそれぞれ20分、お風呂の時間も20分と決めて、母と1日に10分電話で話をすることだけを息抜きにして、残りの19時間30分をすべて勉強に注ぎ込んだという話をすると、多くの人が驚きの目をします。そのときに、眠気と闘うために冷水を張った洗面器に足を付けて勉強を続けていたら、「蛍の光、窓の雪」という2フレーズばかりを歌う声が聞こえました。夜中になってもずっと歌い続けているので、幻聴だと気付いたのですが、この話をすると、「狂気の淵を覗いたね」とさらに驚かれます。

ここまで何かが続いたことないですね。ベースの練習が最長10時間くらいでしょうか。

 

もしかして「スポ根」では

厳しい中身を想像しましたでしょうか。大丈夫。わたしが好きなのは優しい先生です。

「頑張って」と言われることが好きではない人は、そう言われることで今はまだ頑張っていないといううっすらとした非難めいたものを感じるものの、じゃあ、具体的に何をやったらいいのかが分からなくて所在なさを感じるのではないでしょうか。

学生時代からこつこつ努力してきた私にとっては、「努力」というのは、抽象的な「才能」ではなくて、具体的な「技術」の集積だという確信がありました。

努力を積み重ねてきたからこそ具体的な方法がわかるのですね。しかも努力は「技術」だと。抽象的な何かでないならできるかもしれないと思い、わたしはこの本を読みました。

この本では具体的な技術を37個紹介しています。そのなかでもわたしが実際に活用している方法を紹介しましょう。

 

反復・継続をすることを見つけ出す。

これは単純です。繰り返し行うことが力をつけることにつながります。アスリートの練習と一緒です。毎日なんて無理だと思いますか?大丈夫。

1日のどこかに毎日繰り返していることがあるはずです。目覚ましで朝起きるのも、定時に勤務先や学校に到着するのも、あなたに反復・継続の能力があることを示しています。

この本ではこの反復・継続を大切にしていて、わたしもいまのところ「書く」ということを続けられています。

得意なことで勝負するためのに4分野で評価する。

得意なことで勝負するほうが楽です。まずは自分がどの能力に長けているか見極めましょう。

ビジネスにおいて求められるのは、「アウトプットする力」です。そして、精度の高いアウトプットをするためには、必ず「インプットする力」を組み合わせる必要があります。「インプットする力」としては「読む」ことと「聞く」ことがあげられ、「アウトプットする力」としては、「書く」ことと「話す」ことがあげられます。

わたしなら5段階評価で、読む「4」聞く「3」書く「2」話す「1」ですかね。社会にでるのにはアウトプットが必要だと思っているのでブログを「書く」ことで外に出る力を鍛えています。

はじめの一歩は他人の力を借りてもいい。

自分のためにできない努力は続かないと聞いたことはありませんか。確かにそうだと思います。他人に言われてやることなんかに生産性はないです。

しかしひとつ例外があります。それがはじめの一歩です。やるぞと決めてもなかなか踏み出せないもの。なら、出だしは周りに手伝ってもらいましょう。

努力を始めるには、とりあえず新しい環境に飛び込んでしまうのがひとつの簡単な方法です。

習い事やテストに申し込むことを山口さんは勧めています。わたしは環境を実家に移し、ブログを書くしかない状態に持っていきました。

努力を注ぐ優先順位を決めるとやりたいことが見えてくる。

やりたいことがたくさんあっても、すべてをこなすことはできません。時間は有限だからです。反復・継続に視点をおいてやりたいことに優先順位をつけていくと、自分がいまなにをしたいかが見えてきます。

1度、ものすごく仕事や用事で忙しい時を考えてみて下さい。それでもやりたいと思うことが努力を注ぐべきものです。もしそれでも仕事が大切であれば、仕事の中にやりたいことがあるはずです。

わたしは本当はベースの練習もしたいですが「書く」ことと比べた時に優先順位がはっきりしたので、いまはブログに力を注いでいます。

数字の偽造をする。

きつい努力は続きませんが、やっている感がないのも、モチベーションを保ちにくいです。そこでタウリン1,000mgの登場です。

たとえば、先の毎朝5ページという数字ですが、これを文字数で数えてみるのはどうでしょうか。  1行が40文字、それが16行で1ページが構成された本だとしましょう。すると、1ページだと640文字。これが5ページだとすると、3200文字になります。  

数字の単位を変えると努力が見えやすくなります。わたしの毎日のブログの目標は1,000字書くことです。

ルールに抜け道を作る。

絶対毎日続けると思っていると、思わぬことが起きて予定が狂ってしまった時に、モチベーションを戻すのが大変です。わたしも1度失敗したからと、諦めてしまったことが何度もありました。

「禁酒をすること。しかし祝いの席での飲酒はよしとする」 「タバコを吸ってはならない。しかし、貰いタバコを週1本までは許可する」  このような抜け道のあるルールのほうが守り通せます。  厳格なルールを決めたうえで、最初からそこに「抜け道」を忍ばせておくのがポイントです。「抜け道」をひとつ作ることは、他の抜け道を許さなくするという効果もあります。

わたしは毎日1,000字以上の記事をブログに書くこと。の抜け道として、「週に1回は休んでもいい」「1,000字はいくつかの記事にわたっても良い」と決めています。自分に甘いですね。でもこのぐらい甘くないと続けられそうにありません。完璧主義は諦めましょう。

 

失敗は努力をはじめるきっかけだ。

もし今回ダメだったとしても大丈夫。つぎがあります。つぎ始めるときは前回の失敗を踏まえてさらに遠くへ進むことができます。

以上がわたしが実践している努力の方法です。

実際にこの本を読むと、いたるところに勇気づけられることばが書いてあります。そういった意味でこの本はとても優しい本です。努力をする背中を優しく押してくれます。また壁につまずき、努力に疑いを持ってしまったら、この本に立ち返ってくるでしょう。

努力をするとは

この本のあとがきにこんな一文があります。

幼いときに、毎日、1個ずつ「ひとくちゼリー」を食べて、一番好きなブドウ味に当たると小さなときめきを感じていました。あるとき、「あなたの好きなブドウ味だけが入ったのがあったわよ」と、母が買ってきてくれた「ひとくちゼリー」のひと袋。でも、毎日毎日ブドウ味ばかりを食べ続けると、特別感もときめきも全然なくなってしまったことを思い出します。

ときめきこそが努力の原動力なんですね。当たる時もあるし、そうではないときもある。それでも努力し続けられるのはいつか当たる。当てたいと強く思えるからなのです。

わたしも自分のときめきを信じて努力を続けていきます。

そのさきで名言が生まれたらいいな。

スポンサーリンク

スポンサーリンク